原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の選定に応募を検討している北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長が4日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、10月中には応募するかどうかを判断することを明らかにした。最後は町議会に諮って決める方針だと述べ、議員の賛否は「反対の人もいるが、(賛同が)優勢だ」との見方を示した。

 片岡町長は当初、9月中に結論を出す考えを示していたが、北海道の鈴木直道知事や近隣町村から反対の声が上がり、「9月中の判断は無理」と述べていた。9月7〜15日に住民説明会を計7回開いた後、改めて若者や産業団体の関係者らと意見交換した上で、議会の考えを聞くとしている。

毎日新聞の単独インタビューに応じる北海道寿都町の片岡春雄町長=寿都町で2020年9月4日午前10時31分、高橋由衣撮影
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