>>58の続き
ではブルシットジョブを
1 中間管理者を典型とする管理者型ブルシット、
2 非正規事務職を典型とする非正規型ブルシット
に分けて見よう

管理者型ブルシットはグレーバーのベストセラーで世間が非常に注目したタイプだが
もともとはIT以前のアナログ社会ではむしろ尊敬される職種だった

ブルシット化した根本的理由は書類に忙殺される行為そのものがIT社会では非効率の極みだからである
この職種は企業利潤の原理により今後長期的にほぼ全滅すると予想される
ごく一部のプロフェッショナルだけが生き残るだろう

非正規型ブルシットはグレーバーの本を読まないと知られない
こちらはむしろ他人が嫌がる底辺職種であるのに誰も保護せず捨て置かれている
こちらは法的保護により賃上げや過重労働規制によりブルシット性を軽減すべきである

そしてベーシックインカムはこの両者において良い処方箋となる
グレーバーの議論は一般向け読み物なので雑然としてるがその方向性は正しいと結論できそうだ