自民党総裁選で優位が伝えられる菅義偉官房長官が新首相に就任した場合、早期の衆院解散に踏み切り、
10月25日に総選挙が行われるとの観測が党内で広がっている。

菅氏は5日、テレビ番組で解散のタイミングについて問われ「次期首相が“解散する”と言えば解散する。
それ以上でもそれ以下でもない」と返答。3日の別の番組では「状況次第だ。新型コロナ感染が
終焉(しゅうえん)を告げられるかどうかだろう」と踏み込んだ発言もしており「9月末の解散がある」との見方が永田町関係者の間でも強まった。

自民党衆院議員の事務所関係者は「9月末解散、10月25日選挙説があちらこちらで聞こえてくる。
ウチに限らず多くの事務所で選挙用のポスターのデザインに着手している」と話している。

ここに来て早期の解散・総選挙が取り沙汰される背景にあるのは、内閣支持率の急上昇だ。
安倍内閣の支持率は最近では30%台に低迷し、共同通信の8月22、23日の調査では36・0%だった。

だが、安倍晋三首相が退陣を表明した直後の同月29、30日には56・9%と約21ポイントもアップ。
さらに朝日新聞の最新の調査では、71%が「評価する」と回答するなど“爆上げ”状態となった。

安倍政権の後継となる菅氏にとってまさに追い風。関係者は「支持率が上がっている時に選挙をしてしまおう
との声が出てきている。10月25日は大安だし日程的にちょうどいい」と話す。

衆院の任期満了は来年10月。ギリギリの解散は「追い込まれ解散」と呼ばれ、
09年の麻生内閣が惨敗して民主党に政権を明け渡したことから、党内では避けたいこととされている。

また、今後は秋から冬にかけては新型コロナの感染拡大も懸念されることから
「この時期を逃すと追い込まれる。だから今でしょ!」と話す関係者も。

「野党の準備が整わないうちに」の声もある。
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/09/06/kiji/20200905s00042000537000c.html

新政権発足直後の解散あり得る 鈴木総務会長
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1599356930/