後続の車の通行を妨害する目的で何度も急ブレーキをかけるなどしたとして、京都府警宮津署は7日、道交法違反(妨害運転)などの疑いで京都府与謝野町のパートの女(32)を書類送検した。「車間距離を詰めてくるので、びびらせてやろうと思った」と容疑を認めている。同署によると、6月30日にあおり運転を厳罰化した改正道交法の施行以降、同容疑での立件は京都府内では初めてという。

 送検容疑は7月9日午後7時50分ごろ、同町石川の国道176号で、男性(35)が運転する後続の乗用車に対して約300メートルにわたり、何度も急ブレーキをかけるなどして、走行を妨げる危険な運転をしたとしている。

 同署によると、その後、女は男性に注意しようと停車したが、男性の車がそのまま通り過ぎたため、無視されたと思い、再び男性の車を追い抜き、急ブレーキをかけて、男性の車を自車に追突させたという。2人にけがはなく、男性が110番。ドライブレコーダーの映像などから女の行為が明らかになったという。

https://www.sankei.com/west/news/200907/wst2009070021-n1.html