高速道路を運転中に、後続のトラックの走行を妨害しようと停車し、著しい交通の危険を生じさせた"あおり運転"をしたとして、53歳の男が書類送検されました。

 高速道路でのあおり運転の逮捕や書類送検は、6月30日の厳罰化以降、全国で初めてです。

 道路交通法違反(妨害運転)の疑いで書類送検されたのは、北海道札幌市白石区の53歳の無職の男です。

 男は7月1日午前11時20分ごろ、占冠村の高速道路・道東自動車道のトマムインターチェンジから占冠インターチェンジまで向かう車線で普通貨物自動車を運転中、後ろを走っていたトラックにあおられたと勘違いし、トラックの走行を妨害する目的で、自身の車を止めてトラックを停車させた疑いが持たれています。

 男はその後車を降り、トラックの52歳の会社員の男性運転手に対し「何あおってんのよ」などと話しました。

 現場は片側1車線の直線道路で、少なくともトラックのほか後続の車3台が停止しました。

 警察によりますと、トラックにはドライブレコーダーが付いていて、男が停車し話をする様子が映っていましたが、トラックがあおったという事実はなかったということです。

 男はその後車に戻って走り去り、けが人はいません。

 男性運転手が警察に通報し、警察が高速道路を走行中の男を見つけ、話を聞くなどして捜査を進めていました。

 調べに男は「相手に車間距離をつめられたので、停止させて注意しようと思った」などと容疑を認めているということです。

 高速道路でのあおり運転の逮捕や書類送検は、6月30日の厳罰化以降、全国で初めてです。

9/9(水) 13:20 北海道ニュースUHB
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