>>282
ムラビエヨフの西伯利経営策は当時世界の一般的風潮となって居った。

罪人を植民地に移して此処に定着せしむる方針を其の儘採用して、
強盗、強姦、放火、殺人等の極悪なる罪科を有する重罪人にして刑期の満了したる者又は満了に近き者を
黒竜江及び烏蘇里江の沿岸に放ち、之に配するに又男囚に劣らぬ無頼の女囚を以てした、
斯くして是等男女の無頼漢に依りて散布されたる毒血が
現今の黒竜江及び烏蘇里江岸の露人の多くの者の血管に遺伝的に伝って居るのであるから
優生学上から考えてもパルチザンの如き獰猛なる残忍性を帯びたる者の出来ることは決して怪しむに足らぬのである。


過去三四十年間海外発展の先駆として、遠く西伯利の北端に櫛風沐雨の苦心を嘗め、
漸くにして其の地盤を築き上げたる数百の同胞と、之を保護せんが為めに派遣せられたる陛下の忠良なる兵士・・・