高崎弥生著「遥かなる回想」に掲載されているシベリア抑留所のトイレ (ねずきち氏

すべてオープン。囲いなどというシャレたものはない。

驚いたことに私たちのとなりに、ロスケも尻をまくる。

彼らは紙を使わない。
終わればズボンを持ちあげて、そのまま。
もちろん手など洗わない。

したがって紙の配給なんてとんでもない。

トイレについては、日本人シベリア抑留者が差別されてそういう集合トイレを使わせられたというわけではなく
これはロシア人たちにとっては、ごくあたりまえの普通の習慣でした。

このことは米軍も似たようなもので、米軍艦のトイレは、つい最近まで隣りとの敷居がなかった。


ChinaやKoreaでは、トイレそのものがなく、もよおしたら男も女も、その場で脱糞しています。
もちろん、紙なんて使いません。尻についた便は、そのままです。

Chinaの場合は、たとえば北京城などの路上で脱糞すると、すかさず犬がそれを食べた。
おかげで栄養満点に育った犬を、人が食べる。ある意味じょうずな食物連鎖が行われていました。

ちなみに「朝鮮軍司令部1904〜1945」古野直也著によると、
「路上に脱糞するなかれ、は日韓併合後の一大社会運動であったが、この悪習はなかなか直らなかった」そうです。