NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが相次いでいる問題では、口座番号や暗証番号などを入手した何者かが預金者になりすましてドコモ口座を設け、銀行口座から金を移していたとみられており、被害はさらに拡大する恐れがある。専門家は過去の口座などの流出情報が悪用されている可能性も指摘。暗証番号を定期的に変えるといった自己防衛手段を講じない限り「一度流出した情報は何度も悪用される傾向にある」と警鐘を鳴らしている。

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 ■過去の流出情報悪用か

 不正に引き出した何者かは、どのように、口座番号や暗証番号などを入手していたのか。ドコモや銀行側はシステムからの情報流出を否定しており、岡本氏は「過去に起こったさまざまな事件などの流出情報が使われた可能性もある」と話す。

 銀行や通販サイトをかたり「あなたのアカウントに不正アクセスがあった」などとし、偽サイトに誘導するフィッシング詐欺で、口座番号などの情報を盗み取られたものが悪用されたことも考えられるという。

 平成30年にはスマートフォン向け決済サービス「PayPay(ペイペイ)」で他人名義のクレジットカード情報を悪用する事件が相次いだ。昨年も第三者による不正利用被害で「7pay(セブンペイ)」が運用停止に追い込まれた。

 ■悪用され続ける恐れも

 トレンドマイクロによると、不正に盗まれた個人情報をネットに大量に保存するサーバーの存在も確認さている。情報はデータベース化され、カード番号や有効期限、生年月日などに加え、販売済みかどうかの記録もあった。約2年前には1日2千件のペースで蓄積されていることも確認された。

 今回もこうした情報が使われた上で、過去の事件同様にセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性を突かれ、被害を拡大させた恐れがある。岡本氏は「一度流出した情報は何度も悪用される傾向にある。暗証番号を定期的に変えたり、セキュリティー強化のオプションサービスを利用したりすることをすすめている」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/87e9f0463263214d36831d631ac00176ef7a41dd

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