マイナンバーカードの“公式”目隠しケースは個人情報が丸裸!? 2016年7月22日

マイナンバーカードを交付された際、国からオマケとしてもらえるカードケースに、セキュリティ面での危険性が発覚した。その問題点と、対策方法とは?
なにかとマイナスな話題も多いマイナンバーカードだが、今度は総務省が国民に配布する、カードケースに問題点が指摘されている。

そもそもこのカードケースは、マイナンバーカードを持ち歩く&保管用のセキュリティ対策として、国が無料配布しているもの。
ケースにカードを入れてみると、たしかに個人番号や性別、臓器提供情報などが目隠しされた状態となる。

が、カード裏面に記載されたQRコードは、無防備状態。
QRコードには個人番号などの各情報が含まれているため、いわば「頭隠して尻隠さず」なカードケースだともいえる。

“公式”のカードケースに入れているから安心だと、うっかり裏面のスキャンをネットにアップしてしまえば、個人情報を全世界に公開しているようなもの。

一方、総務省は、カードケースでQRコードをマスキングしていない理由について、改めて見解を発表。それを要約すると
「QRコードの読み取りには機器が必要で、その行為は不自然で目立ちやすい。また、QRコードを目視しただけで、すぐに個人情報がわかるものではない」
「マイナンバーが必要な場合、カードケースに格納したままQRコードを読み取れて便利。(すぐに目視できる)個人番号はマスキングされているので、機器の操作者に見られる心配はない」
https://koneta.nifty.com/koneta_detail/160722000096_1.htm