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2020/09/14(月) 09:31:33.91ID:idHzArhK9共同声明を出したのはACEA、欧州自動車部品工業会や英自工会、ドイツ自工会など。1月末にEUを離脱した英国は年内いっぱいは加盟時と同じ扱いを受ける「移行期間」にある。
FTAがないまま12月31日の移行期間を終了した場合、関税は乗用車で10%、商用車で最大22%になる。ACEAなどは「関税はほとんどの自動車メーカーの利益率よりもはるかに高いため、車両価格は上がり需要に影響する」と懸念する。
乗用車とバンだけで今後5年間でEUと英国から300万台超の生産が落ち込みかねないとする。関税が現在のゼロから10%になれば、金額ベースでの生産規模は英国で528億ユーロ、EUで577億ユーロそれぞれ減少し、双方が影響を受ける。
欧州の自動車生産は新型コロナウイルスですでに1千億ユーロ相当が減っており、打撃は大きい。部品メーカーは域外メーカーとの競争が激化する恐れがある。ACEAのエリックマーク・フイテマ事務局長は声明で「EUと英国のFTAは絶対に必要だ。業界はコロナと併せて二重の災厄に見舞われる」と述べた。
英国を含む欧州の自動車業界は新型コロナ前に年1850万台の自動車を生産し、1460万人を雇用していた。域内雇用の15人に1人に相当し、FTAなしなら雇用への影響も避けられない。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63791680U0A910C2EAF000/
