2020.9.18 13:42社会事故・火災

 静岡県吉田町の「レック静岡第二工場」で7月、消火活動中の消防隊員ら4人が死亡した火災で、倉庫に保管されていた二つの商品が消防庁に危険物と認定されたことが18日、総務省消防庁などへの取材で分かった。家庭用品メーカー、レックによると、2商品は洗剤だという。

 レックは7月の記者会見で、工場で保管していた製品の原料は危険物に該当せず、出火の原因とは想定できないと説明していた。静岡県警は危険物と火災との関連を調べるとみられる。

 総務省消防庁によると、2商品に含まれる過炭酸ナトリウムは、熱や水分が加わると酸素を出し、燃焼を助ける性質がある。このため、一定量以上を保管する場合は、届け出や耐圧性の高い倉庫で保管する必要があるという。

https://www.sankei.com/smp/affairs/news/200918/afr2009180013-s1.html