冬が近づく北半球では多くの国で、感染の第2波が始まる兆しを見せている。
欧州各国ではこのところ感染者が急増中で、イギリスをはじめ各国が春先と同程度の厳しい規制を復活させつつある。

ライアン博士は欧州の感染者急増について、「きわめて広いあの地域で全般的に、心配な症例の増加がみられる」と述べた。


感染の第2波を抑えるため、社会的距離を保つための厳しい指針や経済活動への規制が各国で復活している。

スペイン政府は、感染者が急増しているマドリードで部分的なロックダウンを再び実施するよう促している。
これに対して地元当局は市内の一部地域の規制を強化している。

フランスでは、南部マルセイユが土曜日の飲食店営業を禁止。これに各店舗の従業員が抗議している。

イギリス政府は連日のように追加の規制策を発表している。イングランドでは、1人の感染者が何人に感染させるかを表す
「実効再生産数(R)」が 1.1-1.4から1.2-1.5に上昇し、1週間で確認される感染者数も9月上旬は6000人だったのが、その翌週は9600人に増えているという。

こうした事態を受けてイングランドの一部地域では、異なる世帯の人同士が個人の家や庭で集まることを禁止。
西部ウェールズの一部ではロックダウンが再開された。
https://www.bbc.com/japanese/54292165
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/D50C/production/_114604545_optimised-second_wave_europe_25sep-nc.png