【ジュネーブ共同】スイスで27日、欧州連合(EU)諸国との「人の移動の自由」を定めた協定の破棄の是非を問う国民投票が実施され、反対が61.7%となり、スイス・EU間の往来や就労の自由は維持されることになった。投票率は59.4%。

 協定破棄の場合、欧州内陸部に位置し、人口約860万人のうち、EU諸国民が約140万人を占めるスイスに甚大な影響が及ぶ可能性があった。否決されたことで混乱は回避された。

 スイスはEU非加盟だが、航空機乗り入れの規制緩和などについて、EUと七つの協定を締結。今回の国民投票ではこのうち、相互に人の移動の自由や就労を認める協定が対象。

共同通信 2020/9/28 01:18 (JST)
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