塗装工事の契約締結の際、法令で定められたクーリングオフの記載がない書類を交付したとして、72歳の男が逮捕されました。

 特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、北海道札幌市北区に住む塗装工の72歳の男です。

 男は9月18日、札幌市北区の住宅の物置と車庫と住宅の屋根の塗装工事を請け負い契約をする際、契約書に記載すべき契約解除に関するいわゆる"クーリングオフ"の事項を記載しない書面を交付した疑いがもたれています。

 警察によりますと男は手付金9万円を受け取り即日作業を開始しましたが、物置の一部の塗装しただけで残りの作業を放置していました。

 10日以上経っても塗装工事が進まないため見かねた契約者が9月30日に警察に相談したところ、契約書に法令で定められたクーリングオフの事項が記載されていなかったことがわかり、男を逮捕しました。

 調べに男は「悪いことはわかっていたが面倒くさかった」と容疑を認めています。

 契約者は塗装工事を進めることを希望しているとみられ、警察が詳しく調べることにしています。

10/2(金) 11:55 北海道ニュースUHB
https://news.yahoo.co.jp/articles/28c745a9ec1f430eec7b0b9202eafc7c7cde4725