サンマが記録的な不漁となった影響で、水揚げ日本一の根室市では給食のつみれ汁の食材がサンマからマダラに代わり、30日、小学生に提供されました。

サンマの水揚げ日本一の根室市では、毎年9月に市内15の小中学校で地元の食材を使った「ふるさと給食」にサンマのつみれ汁を提供しています。
しかし、道東沖にサンマが寄りつかず水揚げが過去最低だった去年を下回る見通しとなり、記録的な不漁が続くなか献立がマダラのつみれ汁に変更になりました。
根室市立成央小学校では6年1組の31人の子どもたちにマダラのつみれ汁が提供され、ふだんと違う食材でしたが、おいしそうに味わっていました。
市の教育委員会によりますとつみれは、新鮮な生のサンマを加工することが特徴だということで、冷凍のサンマを使うより、水揚げが順調なマダラを使うことにしたということです。
6年生の女子児童は「サンマを食べられなくて残念です。またたくさんとれるようになって給食で出してほしいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200930/7000025225.html