熊本地震で寸断されていた熊本市と阿蘇地域を結ぶ国道57号線が4年半ぶりに全面復旧し、3日開通式が行われました。
熊本市と阿蘇地域を結ぶ国道57号線は熊本地震による大規模な土砂崩れで南阿蘇村のおよそ2キロの区間が通行止めになっていましたが、工事が進み、4年半ぶりに全面復旧しました。

3日、南阿蘇村で開通式が行われ、熊本県の蒲島知事が「国道57号線の復旧は、熊本県全体の観光と経済にとって大きな後押しとなります」とあいさつし、関係者がテープカットをして開通を祝いました。

そして早速、およそ20台の車両が阿蘇市へと向かいました。

通行止めになっていた区間の近くでガソリンスタンドを営む丸野隆大さんは、「車が阿蘇市へと向かう様子を久しぶりに見て、込み上げるものがありました」と話していました。

阿蘇市に勤務する50代の男性は、「通勤時間が大幅に短縮されるうえ、国道57号線はカーブが少ないので安心して出勤できます」と話していました。


「北側復旧ルート」開通

3日は国道57号線の北側でも、大津町と阿蘇市を結ぶおよそ13キロの自動車専用道路、「北側復旧ルート」が新たに開通しました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201003/amp/k10012646901000.html