高級品種のぶどう「シャインマスカット」が2房30万円で山形市内で販売され、話題を集めています。

このシャインマスカットを販売しているのは山形市十日町のスーパー「256」にテナントとして入る東京の青果店「九州屋」です。

山形市内の農家が栽培したもので、今月1日、農協などが開いた品評会で最優秀にあたる山形県知事賞に選ばれ、翌日の競りで2房30万円で落札されました。

その後、3日から2房をセットにして、消費税別30万円で販売していて買い物客の中には、足を止めて値札をのぞき込む人もいました。

山形市の70代の女性は「金額を見てびっくりしました。私には手が届きませんが、きっと庶民には分からない高貴な味がするのだと思います」と話していました。

青果店「九州屋」の川面英寛店長は「農家が丹精込めて作ったマスカットを知ってほしいし、1人でも多くの人が店に足を運んでもらえれば」と話していました。

この青果店では、おととしと去年も、県知事賞に選ばれた「シャインマスカット」を買い取って、今回と同じ30万円で販売しましたが、買い手がつかなかったということで、ことしは購入する人が現れるのか注目されます。

2020年10月5日 15時08分
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