【ニューヨーク=上塚真由】7日夜に米西部ユタ州で行われた大統領選の副大統領候補者による討論会で、共和党のペンス副大統領の頭に一匹のハエが止まる場面があり、インターネット上の話題をさらった。民主党のバイデン前副大統領の陣営は早速、“ハエ人気”を選挙運動に利用し始めた。

 ペンス氏と民主党副大統領候補のハリス上院議員が人種差別や警察の暴力について議論していた最中、ペンス氏の白髪に黒いハエが止まっている様子が確認された。ハエは2分ほどで飛び去り、討論会を邪魔することはなかったが、ネット上ではすぐさま、このハプニングを面白がる書き込みであふれた。

 ツイッターではペンス、ハリス両氏とハエの間で討論会の「勝者」をランク付けする投稿も多く、ハリス氏の姪のミーナ・ハリスさんは「カマラは楽々と討論会で勝った。ハエが2位だ」と書き込んだ。

 ネット上の盛り上がりにバイデン陣営は便乗。バイデン氏は自身のツイッターに、ハエ叩きを持つ写真を投稿。「飛ぶ」と「ハエ」の意味を持つ「Fly」を使って「キャンペーンをFlyさせるために、5ドルを投じてください」と書き込み、献金を募ったほか、選挙グッズとしてハエ叩きを10ドルで売り出し、討論会のハプニングを利用して有権者の興味を引き寄せた。

10/8(木) 15:37配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201008-00000551-san-n_ame

[7日 ロイター] - 7日に行われた米副大統領候補によるテレビ討論会で、共和党のペンス副大統領の頭にハエがとまるというハプニングがあった。ハエはペンス氏の頭に数分間とどまり、視聴者らは一時、ハエにくぎ付けになった。

ペンス副大統領はしばらくの間、ハエが頭にとまった状態のまま、民主党のハリス上院議員との討論を続行することになった。ペンス副大統領は、ハエを手で追い払うのはふさわしい振る舞いではないと思ったためか、頭を振るだけにとどめ、冷静さを維持しているように見えた。

この「ハエ事件」はソーシャルメディアでも大きな反響を呼んだ。

オレゴン州のライター、ジャンヌ・ダンカン氏はツイッターに「討論会の勝者はハエだ」と投稿。ツイッター上では、「@MikePenceFly」というアカウントが、すぐさま数千人ものフォロワーを集めた。

民主党大統領候補のバイデン氏は、ハエたたきを持った自身の写真をツイッターに投稿し、「私の選挙戦が飛ぶ(フライ、ハエの意味もある)のを助けるために、5ドルの寄付を」などと支持者に呼び掛けた。

10/8(木) 14:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201008-00010006-reutv-n_ame
https://amd.c.yimg.jp/amd/20201008-00010006-reutv-000-2-thumb.jpg