《午前10時。スーツ姿の飯塚被告が車いすに座って入廷した。車いすは介添えの男性が押しており、飯塚被告は視線を落としたまま背中を丸めている。裁判長の合図でいよいよ開廷する》

 裁判官「被告人は証言台の前に移動してもらえますか」

 《男性が立ち上がり、飯塚被告の車いすを押す。飯塚被告はうつむいている》

 裁判長「名前をなんと…」

 飯塚被告「飯塚幸三です」

 《緊張しているのか、飯塚被告は裁判長の言葉の途中で名前を答えた。人定質問が終わると、裁判長に促され、再び弁護側の席に戻った。次に検察官が起訴状を朗読する。8人の負傷者の中には、当時2歳の女児や90歳の高齢者もおり、1年の加療を要した被害者もいた》

 《うなづきながら聞く飯塚被告。その様子を、検察側の席に着いていた拓也さんがじっと見つめていた》

 裁判長「それでは、被告人は証言台の前に戻ってください」

 《男性が車いすを押す》

 裁判長「起訴状に間違っているところはありますか」

 《男性がしゃがんだ。飯塚被告の体を支えているようだ。飯塚被告が車いすから立ち上がり、発言する》

 飯塚被告「はじめに、今回の事故により奥さまとお嬢さまを亡くされた松永さまとご親族さまに心からおわび申し上げます。最愛の2人を亡くされた悲しみとご心痛を思うと言葉がございません。深くおわび申し上げます」

 《飯塚被告は数秒間、拓也さんの方へ頭を下げた》

 飯塚被告「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶しており、車に何らかの異常が起きたと思います。ただ、暴走を止められなかったことが悔やまれ、大変申し訳ありません」

 《起訴内容を否認した飯塚被告。続けて弁護人が意見を述べる》

 弁護人「アクセルペダルを踏み続けたことはなく、車の制御システムに何らかの突発的な異常が生じた可能性がある。従って飯塚さんに過失運転致死傷罪は成立しません」

 《弁護人も乗用車の異常を訴えた。今後、乗用車の状態などについて審理が進むとみられる。飯塚被告は静かに証言台を離れた》

https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/events/news/201008/evt20100812360009-s1.html

前スレ
【無罪主張】飯塚幸三「車に何らかの異常が起きたと思います」「車の暴走を止められなかったことが悔やまれ、大変申し訳ありません」 [Stargazer★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1602145467/