https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201013/k10012660301000.html

9月、相模原市で79歳の男性が軽乗用車で歩道などを走行し、検挙されていたことが警察への取材でわかりました。
その様子は付近の防犯カメラに写っていて一時、時速30キロほどが出ていたとみられるということです。

9月8日の昼すぎ、相模原市緑区で歩道を走る軽乗用車が目撃され、警察が調べたところ市の施設や商店などがある
1周800メートルほどの区画を歩道や敷地内を走りながら2周していたことがわかったということです。

その様子は付近の防犯カメラに写っていて一時、時速30キロほどが出ていたとみられています。

警察によりますと運転していたのは東京・町田市に住む79歳の男性で、「道に迷った。途中で歩道だと気付いたが、
ガードパイプがあって車道に出られなかった」などと説明したということです。

これまでに認知機能の低下が指摘されたことはなかったということですが、男性は反則切符を交付されて
反則金を納めたあと家族の説得などもあって運転免許を自主返納したということです。

高齢ドライバーによる事故は依然として各地で後を絶たず、警察は「一歩間違えれば事故が起き死傷者が出かねなかった。
高齢になると、道に迷うなどふだんと違う状況下で判断力が低下することがある。認知機能の低下がなくても
運転には慎重を期すとともに大きな事故を起こす前に免許の返納も検討してほしい」としています。