福岡県中間市の集合住宅で8月、3歳男児が殴られて意識不明の重体となり、その後死亡した事件で、福岡地検小倉支部は16日、継父の末益涼雅(すえますりょうが)(23)と母親の歩(22)の両被告=ともに暴行罪で起訴=を暴行と傷害の罪で福岡地裁小倉支部に追起訴した。

 起訴状によると、歩被告は7月2日、中間市内の自宅で長男愛翔(まなと)ちゃん(当時3歳)の両目にセロハンテープを貼る暴行を加えたとされる。また、2人は共謀して7月19〜24日、自宅周辺や外出先などで愛翔ちゃんの顔や腹などに複数回暴行を加え、恥骨を骨折する全治1カ月の重傷や顔面皮下出血の軽傷を負わせたとされる。

 2人は愛翔ちゃんの口にペットの飼育に使うトイレの砂を入れるなどしたとして9月25日に暴行罪で起訴されていた。【宮城裕也】

https://mainichi.jp/articles/20201016/k00/00m/040/237000c