ネスレ日本は、「ネスカフェ」の2020年秋冬戦略を発表し、自宅で充実した時間を過ごしてもらうため、プレミアム製品「香味焙煎」の強化やコーヒーシステムの拡大、そしてカフェのトレンドに合わせたスティック製品の拡充を進めることを明らかにした。これらの施策を通じて、同社が掲げる1日3杯のコーヒー習慣“3Coffee a Day”の実現を目指す。

注目は“レギュラーソリュブルコーヒー”の「ネスカフェ 香味焙煎」を一新すること。豊満な香りで深いコクの「ネスカフェ 香味焙煎 豊香(ゆたか)」、柔らかな香りでまろやかな酸味の「ネスカフェ 香味焙煎 柔香(やわらか)」(瓶60g/エコ&システムパック50g)の2つの味わいを9月1日から発売することだ。心地よい香りと味わいを最大限引き出すため、最適な焙煎と抽出技術を組み合わせた「香味真空氷結製法」を採用している。

開発にあたっては、ターゲットユーザーへの調査を重ねてコンセプトとパッケージ作成を行い、ロースターで職人が豆ごとに香りが立つ最適な焼き方を研究したという。このほどオンラインで新「香味焙煎」の説明を行ったネスレ日本の飲料事業本部ソリュブルシステム&クリーマービジネス部の出牛誠部長は、「焙煎方法や1000通り以上の豆の組み合わせを試し、いかに特徴である香りを最大化できるかを見出しながら製品化しました」とする。

7月からネット会員向けにモニターキャンペーンを行ったところ好評だったという。エコ&システムパック50gは8月1日より通販で先行販売を開始し、瓶60g/エコ&システム50g両方の全国発売は9月1日からとなる。

スティックミックスでは、「ネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美」シリーズ(カフェラテ、カプチーノ、キャラメルマキアート、ロイヤルミルクティー〈各7本入〉、宇治抹茶ラテ〈6本入〉)を9月1日に発売する。既存のスティック製品では満たせないニーズに応え、プレミアムミックスユーザーが求める一杯を提供するねらいだ。

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