政府・与党は27日、来年1月末に期限を迎える観光支援策「Go To トラベル」事業について、延長する方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光需要をなお下支えする必要があると判断した。具体的な延長幅などを今後詰める。

菅首相は同日、公明党の斉藤鉄夫副代表らと首相官邸で会談し、事業を来春の大型連休まで延長するよう求める提言を受け取った。首相は「予算がなくなったからやめるというのではなく、全体の状況を見ながらやっていきたい」と応じ、観光産業の雇用確保などに配慮する考えを示した。

2020/10/28 05:00 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201028-OYT1T50074/