激戦が続く米大統領選は現地時間5日、接戦の5州で大詰めの集計作業が続けられた。再選を狙う共和党のトランプ大統領(74)が優勢だったジョージア州とペンシルベニア州では、得票数で民主党のバイデン前副大統領(77)が逆転。バイデン氏は地元デラウェア州で演説し「勝利を確信している」と語った。一方のトランプ氏は、ツイッターでバイデン氏が勝利を確実にした全ての州で不正があるとして「集計をやめろ!」などと主張を繰り広げている。

 「STOP THE COUNT!(集計をやめろ!)」。苦境に立たされているトランプ氏が、ツイッターで思いの丈をぶちまけた。他にも「不正を止めろ」「合法的な集計をすれば、我々は楽勝だ」などと攻撃的なツイートを連投。ただ、その言葉の根拠は一切示されず。ツイッター社は5〜6日にかけて投稿されたトランプ氏の7つのツイートに対し「誤解を招く」との警告を注記した。

 なりふり構わぬ粘り腰の徹底抗戦は、この日行われたホワイトハウスでの会見でも見られた。バイデン氏が郵便投票で得票を伸ばしていることを念頭に、16分以上にわたり「郵便投票は腐敗した制度だ」「いかさましようとしてる」などと持論を展開した。

 とはいえ、具体的な説明はなく、用意した紙を読むだけで主張は一方的。テレビ中継を途中で打ち切る放送局も出始め、天敵であるCNNの記者の「負けて機嫌が悪くなる駄々っ子か?」との挑発的な質問も無視。最後は背中を若干丸めながら、トボトボと会見室を後にした。

 “身内”から批判も出始めた。ホワイトハウスの職員は、会見を「見るに堪えない」と一刀両断。トランプ氏を支持してきた保守系FOXニュースすら「証拠の一つも挙げず、言いたい放題だった」と報じた。共和党のキンジンガー下院議員は「不正の懸念があるなら証拠を示して裁判で主張すべきだ」と指摘。「根拠のない情報を広めるのはやめよう。狂気の沙汰だ」と喝破した。

 とはいえ、勝利が風前のともしびとなっているトランプ氏には、これが「最後の手段」でもある。未決着州は6州あるが、トランプ氏の勝利が確実なのはアラスカ州のみ。ロイター通信によると、開票開始後から終始優勢だったジョージア州とペンシルベニア州では日本時間6日夜、ついに逆転を許した。

 激戦州ペンシルベニアのフィラデルフィアで、陣営立会人が開票作業を監視できないとして集計差し止めを連邦地裁に申し立てたが、地元メディアによると棄却されたというトランプ氏。ミシガン、ジョージアの両州での提訴もこの日、いずれも退けられ、まさに崖っ縁に立たされている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c092ccf21a8af78cf94f8aaa4f332605b1a7cef
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★1 2020/11/07(土) 04:22:04.31
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