巨額詐欺事件に発展するのでしょうか。「3カ月で2倍」といった高い利率で出資を募り、長野県佐久地方の女性から、780万円余りを騙し取ったとして、県内の男女5人が逮捕されました。被害は全国で600人以上、集めた金は36億円を超える見込みです。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、長野市の自称個人投資家、関沢里志容疑者(43)や、上田市の自称会社員、酒井陽介容疑者(46)など5人です。

おととし6月頃から9月頃、関沢容疑者が実質的に経営する長野市の資産運用会社「SFP相談事務所」で、佐久地方の50代女性からFX・外国為替保証金取引の出資名目などで6回に渡り現金780万円余りを騙し取った疑いです。

勧誘のせりふは…。

勧誘のせりふ:
「元本は保証します。今から3カ月で2倍になります」

群馬県警と長野県警の合同捜査本部が県内15カ所を捜索し、逮捕しました。

警察によりますと、26の都府県で総額36億円以上を集めたと見られ、およそ600人の被害者の内、400人程が長野県内ということです。

集めた金の多くはギャンブルなどに使われたとみられますが、容疑者らは、「金は借りただけ」、「騙したつもりはない」などと、全員が容疑を否認しているという事です。

警察は引き続き、事件の全容解明に努めることにしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b39aa72f951ecd3284c1fba6d4cac3e8f16bf5a