https://news.yahoo.co.jp/articles/35a94a4920f6faa29a1f172ea82c7aec1c793542


電通グループが10日発表した2020年1〜9月期連結決算(国際会計基準)は売上高に当たる収益が9.4%減の6763億円、本業のもうけを示す営業利益は185億円に半減した。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、国内外でテレビやインターネット向けなどの広告需要が落ち込んだ。

営業利益の半減は、年末から来年3月にかけて実施する早期退職プログラムのほか、退職者向けに業務委託を手掛ける新会社設立などの構造改革費用251億円を計上したため。

一方、コロナ禍で一連のM&A(合併・買収)費用が想定を下回る結果、純利益は2.2倍の102億円を確保した。
2月に子会社化を決めた米メディアストーム社をはじめ多くの企業価値が下落し、株式の追加取得にかかる見積費が約300億円減少した。