今回、際立って目立つのはワールドメイトだ。ワールドメイトと関わりを持つ閣僚は平沢勝栄・復興相1人だが、政務官にも4人、自民党4役にも1人いる。全て含めると、第2次安倍再改造内閣の2人から6人へと増えた。しかも平沢復興相は群を抜いてワールドメイトとの関係が深い。各人のワールドメイトとの関わりの内容は、以下の通り。

復興相・平沢勝栄:2015年「若い議員と語り合うグローバル・オピニオン・サミット」出席。2017年、自民東京都第十七選挙区支部に菱法律経済政治研究所、日本視聴覚社、ジャパンペガサスツアー、たちばな出版から各100万円(計500万円)の献金。2017〜2019年「深見東州・バースデー書画展」に祝花、2015・2018・2019年は会場でスピーチ。

総務大臣政務官・谷川とむ:2014年に自民大阪府第19選挙区支部にワールドメイトから100万円献金。2019年「深見東州・バースデー書画展」に祝花。

経済産業大臣政務官・宗清皇一:2015年、深見氏のコンサートチケット2万3000円購入。2014年に自民大阪府第19選挙区支部にワールドメイトから100万円献金。2018・2019年に「深見東州・バースデー書画展」に祝花。

国土交通大臣政務官・鳩山二郎:2017年「深見東州・バースデー書画展」に出席し「これからも先生(深見東州)のために私も懸命に努力していかなければいけない」と挨拶、2018・2019年に祝花。

防衛大臣政務官・大西宏幸:2014年、自民大阪府第1選挙区支部にワールドメイトから100万円献金。2018・2019年に「深見東州・バースデー書画展」に祝花。

党政調会長・下村博文:2015年「深見東州・バースデー書画展」に祝電、2017年に祝花。2013年スポーツ平和サミットに出席し挨拶。

 特徴的なのは、政治家の方がイベントに出席したり祝電等を送ったりするだけではなく、ワールドメイト関連団体や場合によってはワールドメイトそのものが堂々と政治家に献金もしている点だ。

https://hbol.jp/232206
オカルト・疑似科学団体と密接な下村博文自民党政調会長。ワールドメイト系から500万献金の大臣も
2020.11.14

参考)
https://hbol.jp/231818
統一教会系閣僚9人。安倍政権と変わらぬ菅政権の「新宗教・スピリチュアル・偽科学」関係 2020.11.09

https://buzzap.jp/news/20201106-paula-white-trump/
【コラム】トランプ大統領の「スピリチュアルアドバイザー」に韓国発カルト、統一教会との深い関係 2020年11月6日

https://hbol.jp/202072
統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀の経産相抜擢に見る、「菅政権」への布石 2019.09.19

https://hbol.jp/204281
“統一教会”の国際会議に自民党国会議員大量出席、清和会会長が来賓として講演
<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第18回>2019.10.17

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913
日本会議系に統一教会系…安倍新内閣はまるで“カルト内閣” 2019/09/17

https://www.sankei.com/affairs/news/190319/afr1903190028-n1.html
下村博文氏「不起訴相当」 加計学園パー券問題で検察審査会が議決 2019.3.19

https://www.asahi.com/articles/ASL8H628CL8HUTIL030.html
下村博文氏らを不起訴 加計側からの200万円受領巡り 2018年8月15日

以上