小学生に暴行を加えたとして、警視庁戸塚署は17日、東京都新宿区中落合4、報知新聞社社員、三浦啓(ひろし)容疑者(52)を暴行容疑で逮捕した。逮捕容疑は16日午前8時ごろ、自宅近くの路上で、通学途中の小学5年の男児(10)の胸元をつかんで左右に振るなどしたとしている。男児にけがはなかった。

戸塚署によると、三浦容疑者は男児に対して「(道路の)右側を歩け」と怒鳴っていた。「左側を歩いていたのを注意していただけで、暴行は加えていない」と容疑を否認しているという。三浦容疑者は、7月に新宿区内の路上で男子高校生の胸を押して軽傷を負わせたとして、傷害容疑で10月に書類送検されたばかりだった。

報知新聞社企画本部によると、三浦容疑者は病気のため8月下旬から休職中だった。同社は「社員の逮捕は極めて遺憾で、被害に遭われた方に心からおわび申し上げる。捜査結果を踏まえて厳正に対処する」とのコメントを出した。【斎藤文太郎】

毎日新聞2020年11月17日 18時59分(最終更新 11月17日 19時00分)
https://mainichi.jp/articles/20201117/k00/00m/040/283000c