大阪府の吉村洋文知事は19日、重症者用の病床使用率が50%超となり、感染拡大の収束傾向がみられない場合、
大阪市内の飲食店などに休業を要請する考えを示した。

府内の重症病床使用率は19日時点で36・9%と東京を上回り、11月1日の3倍近くにまで上昇。
府は18日、現状のペースで感染者が増えれば、12月上旬に病床不足に陥るとの試算を明らかにしている。

吉村知事はこれまで、経済活動との両立の観点から、休業要請に慎重だったが、19日、記者団に対し、
「医療体制は厳しく、クラスターは飲食の場面で発生している。医療崩壊を防ぐという大きな目的を考えると、
50%を超えた段階でより強くブレーキをかけることになる」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201119-OYT1T50245/