「国の将来を誤る」、特区での医学部新設に反対
日医・医学会・医学部長病院長会議、厚労相に声明提出
2015年2月13日

 横倉氏とともに会見した、全国医学部長病院長会議会長の荒川哲男氏は
、2008年度以降、政府が医師養成増に舵を切ったことを受け、既存80の
医学部・医科大学が、入学定員増に協力してきたと説明、「これらの増員
は、ほとんど税金を使わずに、既存の人材と設備で対応している。


将来の医師の過剰に備え、削減することが可能な増員でもある」

との見解を示した。さらに「定員増で医学生の学力低下が生じているが、
医学部の新設により、拍車がかかる」との懸念も呈したほか、国際医療
福祉大学が「国際的医療人材の養成」を特色とした医学部を目指してい
る点にも触れ、「国際的な人材の養成は、既存の大学で十分にやっている。
医学部新設の目玉になる題材ではない」と切り捨てた。
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/294509/