【ジャカルタ時事】インドネシアの特別捜査機関「汚職撲滅委員会」は25日、エディ海洋・水産相を逮捕した。同委員会の幹部は「幼生のロブスター輸出をめぐる汚職の疑いだ」と明かした。地元メディアが同日、一斉に報じた。
 汚職撲滅委は昨年の法改正で、捜査に多くの制約を課された。摘発件数が大幅に減少し、「著しく弱体化した」と指摘される中、久しぶりの大物摘発となった。
 エディ水産相は、昨年の大統領選で敗れた後に連立政権入りしたプラボウォ国防相の「右腕」とされる人物。政局に影響を及ぼす可能性もある。

時事ドットコム 2020年11月25日17時17分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112500958&;g=int