→独立求める言動や内外で分裂活動する人物、主要な支援者らが対象

→中国国務院台湾事務弁公室の朱報道官が記者会見で述べた

中国政府は25日、台湾独立派の国際的な監視リスト作成を進めていることを認めた。台湾独立を主張する人物やその活動資金提供者を「罰する」ことが狙いだとしている。

  国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は記者会見で、「リストが対象とするのは極めて少数の『台独頑迷分子』とその資金面での支援者だけで、大半の台湾同胞は入らない」と述べた。リストに掲載される人数や具体的な対象者名など詳細は示さなかった。

  中国側によれば、対象に含まれるのは「独立を求める傲慢な発言や悪質な行為を働く人物と台湾内外で国家分裂活動を組織もしくは画策、実行する首謀者、主要な資金提供者および支援者」。中国共産党は台湾を一度も統治したことがないものの、台湾を中国領土の一部と見なしている。

ブルームバーグ 2020年11月25日 16:51 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-25/QKC9KKT0G1KX01