インターネット上に公開されている富山県議らの個人情報を使ってクレジットカードを作成し、新規入会時の特典ポイントを不正に入手したとして、県警は26日、千葉県市川市大洲、会社員立花功治郎容疑者(40)を電子計算機使用詐欺、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで逮捕した。

 富山県警は、立花容疑者が議員活動で公開されている個人情報を使い、全国2000人以上の名義で不正契約を繰り返し、計500万円分以上のポイントを得ていたとみて調べている。

 発表などによると、立花容疑者は2017〜18年、富山県議ら複数の地方議員の氏名や生年月日、住所などの個人情報を使ってクレジットカードを作成し、同年12月頃、5000円相当のポイントを不正に取得した疑い。

 捜査関係者によると、カードは議員らの自宅や事務所に届いたが、立花容疑者は、ポイントが自分のアカウントに集まるようにしていたとみられる。

 カード会社の関係者によると、カードはネットの申し込みフォームに氏名や生年月日などの基本情報を入力すれば、引き落とし口座を登録しなくても作ることができ、当時はポイントもすぐに付与され使用できた。現在は、手元に届いたカードの情報を基にネット上で手続きをしないと、ポイントは付与されない仕組みになっているという。

2020年11月26日 13時22分 読売新聞オンライン
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