(ブリュッセル中央社)欧州議会が今週、台湾の世界保健機関(WHO)参加と欧州連合(EU)と台湾との2者間投資協定(BIA)を支持する2つの決議案を相次いで採択したのを受け、外交部(外務省)は27日、歓迎と感謝の意を表明した。

2案はそれぞれ、「新型コロナウイルスがEUの外交政策に与える影響に関する報告」と「EUの貿易政策検討」。それぞれ25日と26日に賛成多数で可決された。

前者は、コロナ禍に乗じて香港の民主化運動を鎮圧したり、チベットや南シナ海での活動を活発化させる中国に言及。台湾のWHO参加を妨害していることへの遺憾を表明した上で、台湾のオブザーバー参加を支持するよう、EU各国に改めて呼び掛けている。後者は、EUの執行機関である欧州委員会に対し、台湾と早期に貿易交渉を始めるよう促す内容となっている。

(唐佩君/編集:塚越西穂)

中央社フォーカス台湾 2020/11/27 17:29
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202011270005.aspx

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欧州議会の議場=同議会のウェブサイトから