農林水産省は11月27日、2019年の漁業経営統計調査結果を発表、漁船漁業を含む個人経営体の一経営体当たりの漁労所得は前年比7・4%減の230万円で、調査を始めた06年以来過去最低となった。19年の漁業・養殖業生産量は411万トンと直近10年で過去最低レベルに落ち込んだことなどが影響したとみられる。また、会社経営体の漁労利益も過去最低のマイナス3445万円の損失だった。

 個人経営体は人件費に当たる雇用労賃を16・5%減らして98万円にするなどし漁労支出を2・6%減の576万円に抑えたが、漁労収入は4・0%減の806万円に落ち込み、漁労所得は230万円となった。漁獲量は直近の10年では最低の14トンだった。

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