新型コロナウイルス患者の急増に伴い、一般診療への影響も深刻になっています。大阪府では、不足する看護師を確保するため、がん病棟の一時閉鎖を決めました。

 大阪府では、11月30日には262人の感染が確認され、重症患者は1日で過去最多となる21人が確認されました。重症患者の病床の使用率は60.2%と、初めて60%を超えました。実際に運用されている重症病床の数でみると運用率は86.7%と医療体制のひっ迫は深刻です。

 (大阪府 吉村洋文知事 12月1日)
 「なんとか社会全体の感染者を抑えないと重症者もなかなか減らない。今の時点でかなり医療体制もひっ迫している。」

 そんな中、大阪府が準備を進めていた重症患者専用の「大阪コロナ重症センター」が11月30日に完成しました。30の病床全てに人工呼吸器が配備されていますが、必要な看護師約130人のうち80人ほどは確保のめどが立っていません。吉村知事は“看護師の派遣を国に対しても要請している”と明らかにしました。

 (大阪府 吉村洋文知事 12月1日)
 「12月中旬に施設の運用が物理的に可能になるので、そこに合わせてなんとか看護師さんを1人でも多く確保したい。国にも協力をお願いしたいと。」

 要請を受けた西村康稔経済再生担当大臣は次のように話します。

 (西村康稔経済再生担当大臣 11月30日)
 「厚労省と連携をして、必要なサポートをしっかり行っていきたいというふうに考えています。」

 また、看護師不足を補うため、大阪市立総合医療センターが、がんなどを患う15歳〜30代半ばの“AYA世代の専用病棟”を12月上旬に一時的に閉鎖することがわかりました。センターによりますと、異動により約20人の看護師がセンター内の重症病床などでコロナ患者対応にあたることになるということです。病院関係者はこう語ります。

 (病院関係者)
 「公的医療の使命を果たすためにコロナ病床を拡大するしかない。専用病棟一時閉鎖は苦渋の決断だ。」

 専用病棟に入院していた患者約20人は、全員センター内の別の病棟に移り治療を受けられるということですが、再開のめどは立っていないということです。

2020/12/01 18:05 MBS
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201201/GE00036007.shtml

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