鶴岡市内の学校関連で開かれた会食を巡り、同席した約30人のうち、
3日までに計7人が新型コロナウイルスに感染していることが分かった。

県は既に感染が判明した保護者や子ども以外の二十数人にも幅広く検査を実施する。

県は、11月30日に感染が公表された鶴岡市の40代会社員男性と、
12月2日に感染が公表された市藤島庁舎産業建設課の50代男性職員の共通点として、
11月中旬に開催された子どもの学校関連の会食への参加を挙げていた。

12月3日に感染が公表された、鶴岡市の県農林水産部の40代女性職員と同居家族の女子中学生も同席していた。

さらに、経路を調べる中で、40代男性の同居家族で既に感染が明らかになっている40代団体職員女性、女子中学生、
10代小学生女児も会食に同席していたことが新たに分かった。

県によると、会食で使用した部屋が仕切られていたため、ほかに感染拡大の恐れはないと分析。
検査範囲は保護者や子どもにとどまるという。県薬務・感染症対策室は「会食に同席した人の感染は複数確認されているが、
現時点では会食を介して広がったかどうか特定できていない」との考えを示している。

一般的に会食時はマスクを外す時間が長くなるため、県医師会は会食時間をできるだけ短くするなど感染防止策の徹底を呼び掛けている。

一方、県は職員の感染が複数確認された事態を重く受け止め、職員に対し3日から2週間、
飲酒を伴う会食や会合の開催、参加の自粛を指示したと説明した。
https://www.yamagata-np.jp/news/202012/04/kj_2020120400081.php