https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6ce34eefb8630b5b2168aa0146a00ed2d0ff1d
 県警特別捜査本部は2日午後、詐欺容疑で逮捕されたモデルの容疑者(36)の親族女性=30代=が契約社員として勤務する琉球新報社の関連会社、琉球新報開発(那覇市港町)や関係先などを家宅捜索した。関係者によると、女性契約社員の勤務記録を示す書類やスマートフォンなどを押収した。この日の琉球新報開発の聞き取り調査に対して、女性契約社員はモデルの容疑者の手続きによって100万円が自身の口座に振り込まれたことを認めているという。

 琉球新報開発によると、不正受給が社会問題化した後、全社員に一斉確認した際、この契約社員は不正受給を否定していた。

 2日の家宅捜索後、改めて確認したところ契約社員は「(親族の容疑者に)『もらえる給付金がある』と言われた後、私が給付の手続きをしていないのに普段使っていない口座に給付金が振り込まれていた。税理士に支払う手数料が必要だと言われ、渡した。その後、不正受給問題が報じられ、怖くなり、どうしていいか分からず、言えなかった」と話しているという。別の親族らも受給した可能性を示唆しているという。

 琉球新報開発は「社が捜索を受けたことを重く受け止めている。捜査には全面的に協力したい」とコメントした。

琉球新報社
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