(ブルームバーグ): バー米司法長官が、トランプ大統領の来年1月の任期満了を待たずに辞任を検討していると米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。バー氏の考えに詳しい関係者3人からの情報を引用した。

関係者の1人が同紙に語ったところでは、バー氏は年内にも辞意を表明する可能性がある。ただ同氏は最終決定に至っておらず、来年1月20日まで職にとどまることもあり得ると関係者は同紙に話した。同紙に対し、司法省の報道官はコメントを控えたほか、ホワイトハウスもコメントしなかった。

NYT紙によれば、トランプ氏が大統領選の敗北を認めていないことや、司法省の調査の結果、大統領選で大規模な不正は見つかっていないとバー氏が先週述べ、トランプ氏がこれに腹を立てたことが、バー氏の判断に影響しているかどうか明らかでない。

不正の証拠が見つからなかったとのバー氏の発言後、トランプ氏は、司法長官を引き続き信頼しているかどうか答えようとしなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5aa16ce8ebd5392909bf7f5e66259e2f1229778a