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中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は6日、英国の右翼政治評論家のダグラス・マレー氏が再び、新型コロナウイルスの感染拡大の責任は中国にあるとし、損害の賠償金を中国に支払わせるべきと主張していると報じた。

環球時報によると、マレー氏は5日、英紙The Spectatorへの寄稿で、「英国に与えた損害のつぐないとして中国に賠償金を支払わせるために、英国は制裁と砲艦をテーブルの上に乗せるべきだ」と主張した。

マレー氏は今年5月にも、英紙The Sunへの寄稿で、「中国は代償を払うべきだ」と主張していたが、今回は新たに「制裁」と「砲艦」という言葉を使っている。

環球時報は、「新型コロナをめぐる欧米での複数の調査では、最初に発生したのは中国だが、世界的な感染拡大を招いたのは一部の欧州の国としている。なぜなら、西側諸国でまん延しているウイルスは中国ではなくそれらの国々で変異したものだからだ。ドイツの著名なウイルス学者のアレクサンダー・ケクレ氏も先ごろ、『現在、世界的にまん延しているウイルスは武漢のウイルスではない。それは北イタリアからのウイルスだ』と述べている」とした上で、「マレー氏の主張は、まったく筋が通らないものであり、中国人に対する西洋人の傲慢、無知、そして人種差別的な感情が潜んでいる」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)