https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201209/k10012755641000.html

携帯電話大手のKDDIとソフトバンクは、主力のブランドの利用者が、それぞれ別に展開しているブランドの
割安なプランに変更する際にかかっていた最大1万5500円の手数料を来年、見直すことになりました。

このうちKDDIは9日、auから割安な料金プランを提供しているUQモバイルにプランを変更する際の手数料を、
来年2月以降、撤廃することを正式に発表しました。

現在は契約解除料と、番号を変えずに乗り換える手数料、それに事務手数料として、
合わせて最大1万5500円かかっていますが、これを無料にします。

さらに来年の夏以降、auとUQモバイルの間で料金プランを変更する手続きも簡単にします。

また、ソフトバンクも、利用者が主力のソフトバンクブランドから第2ブランドのワイモバイルの
割安なプランに変更する際の手数料を、来年春に見直すと発表しました。

具体的には契約解除料と、番号を変えずに乗り換える手数料の合わせて最大1万2500円を無料にするほか、
事務手数料の3000円もネット上で手続きする場合は無料にします。

携帯電話料金をめぐって、KDDIとソフトバンクは政府の値下げ要請に応える形で、ことし10月、
UQモバイルやワイモバイルで新たなプランを発表しました。

ただ、武田総務大臣は、同じ会社の主力のブランドから割安なブランドに移行する際に、
多額の手数料がかかっていることは問題だと指摘していました。