大阪府立病院機構が運営する「大阪急性期・総合医療センター」(大阪市住吉区)は9日夜、入院患者や主治医ら男女計13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。府やセンターはクラスター(感染者集団)が発生したとみて、濃厚接触者らのPCR検査(遺伝子検査)を進めている。

 センターの敷地内では、府が15日から、重症者を受け入れる「大阪コロナ重症センター」を稼働させる予定になっている。

 センターによると、感染したのはコロナ病棟以外で入院していた40〜80代の8人と、20〜40代の医師や看護師ら医療スタッフ5人。70代の男性患者が体調異変を訴えたため、検査を実施した結果、3日に陽性が判明。8日までに他の12人の感染も相次いで確認された。【芝村侑美】

毎日新聞2020年12月9日 23時11分(最終更新 12月9日 23時11分)
https://mainichi.jp/articles/20201209/k00/00m/040/386000c