新型コロナウイルスの感染が拡大する一方で、インフルエンザの患者数が全国的に激減しています。11月23日から29日までの1週間の患者数は全国でわずか46人で、去年の同じ時期の2万7000人余りと比べるとその少なさが際立ちます。石川県内では今月6日までで患者の報告が今シーズン・ゼロ。その要因について専門家に聞きました。

インフルエンザは、例年、12月頃から流行が始まり、1月下旬頃にピークを迎える傾向です。しかし、今シーズンについては、医師も驚きを隠せません。

「20年インフルの研究をしてきて初めて。驚いている」(岩城紀男医師)

インフルエンザは、世界レベルでも患者数は激減しているといいます。長年、インフルエンザの研究をしてきた岩城医師がその要因として指摘するのは、新型コロナの影響です。

「3密回避、マスク、手洗いなどが特に日本では徹底されている。インフルエンザウイルスが人から人に感染せず、生きられなくなった」(岩城医師)

今や当たり前の習慣となったソーシャルディスタンスやマスクの着用、手洗いや消毒の徹底といった新型コロナ対策が功を奏しているといいます。

さらに、岩城医師がもう1つの仮説として挙げたのが、ウイルスの干渉です。

「1つのウイルスが流行すると、別のウイルスが流行できないメカニズムがあると言われている」(岩城医師)

新型コロナの感染拡大により、インフルエンザがいわば「ウイルス同士の縄張り争い」に負けた状態ではないかと話します。

とはいえ、例年流行のピークはこれからの時期。同時流行のおそれも否定できず、引き続き感染防止対策の徹底が求められます。

一方、新型コロナ予防対策が徹底されたこともあってか、石川県内の薬局では、かぜ薬を買い求める客の姿はあまり見られない印象です。

11月・12月は本来かぜ薬が売れる季節ですが、今年の売れ行きについて、コメヤ薬局安養寺店の馬場侑子店長は「例年の7割ぐらい。新型ウイルスによって皆さんの予防の意識が高まったのか、手洗い・うがいなどによって、かぜをひく人が減ってきたのではないかなと思う」と説明します。

以下ソース先で

2020年12月09日(水)20:03
https://www.mro.co.jp/news/detail.php?cd=25760383