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東京・足立区の公園のトイレに放火した疑いで、21歳の男が警視庁に逮捕された。非現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、元陸上自衛隊の自衛官で無職の吉原真司容疑者(21)。

吉原容疑者は火をつけた後、警察署に自首していて、調べに対しては「警察に捕まりたくて火をつけた」と容疑を認めている。犯行の裏には一体、何があったのだろうか?

すすで黒ずみ…放火されたトイレは破損

吉原容疑者は9日未明、東京・足立区の公園で、男子トイレの床にトイレットペーパーを敷き詰めて放火した疑いが持たれている。

火を付けられたトイレの個室はすすで黒ずみ、便器も破損していた。

この公園は日頃、子どもたちの遊び場となっていて、公園を利用する親たちからは不安の声が…

父親:
ちょっと困りますね。こうやって子供も結構多いですしね。それは怖いですね

母親:
身近なところでそういう事件が起こるのはちょっと怖いですね

犯行後10分で自首…コロナ禍も影響か

吉原容疑者はベトナムで知人の仕事を手伝っていて、2月ごろビザ更新のため一時帰国したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ベトナムに戻れなくなっていた

犯行の2時間前に、ディスカウントストアでライターとオイル3缶を購入。火をつける場所を探したという。そして男子トイレの床にトイレットペーパーを敷き詰め、オイルをまいて火をつけた。

吉原容疑者は火をつけた10分後、東京・綾瀬警察署に現れた。そして「自首しに来ました。近くの公園で火をつけました」と話したという。

警視庁の調べに対して、吉原容疑者は「感情の浮き沈みが激しく、生きていくのがつらくなりました」と供述しているという。

2020年12月10日 18時40分 FNNプライムオンライン
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