秋田県由利本荘、にかほ両市の漁港を管轄する県漁業協同組合南部支所の季節ハタハタ漁の水揚げが増え、群れの接岸に期待が高まっている。10日には西目漁港で270キロ、金浦漁港で60キロが揚がり、競りにかけられた。

 季節ハタハタ漁は、産卵のため接岸してくるハタハタの群れを、小型定置網や刺し網で取る漁法。群れの中心が接岸すると、1日に数トン単位で水揚げがある。

 南部支所の根本兼敏支所長(59)は「例年より遅れているが、やっと兆しが見えてきた。沖合ではある程度の量が取れているので、その群れが接岸してくれることを期待したい」

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