米宇宙軍は16日、ロシアが人工衛星を破壊するミサイルの実験を行ったと発表した。実験の詳細は不明だが、宇宙軍は「ロシアは宇宙空間の軍事利用を進めており、米国や同盟国への脅威は増大している」とロシアを批判した。
 宇宙軍はこうしたミサイルが実際に衛星に対して使われれば、大量の宇宙ごみが発生し、商業衛星の運用に支障が出ると指摘した。
 宇宙軍によると、ロシアは4月にも同様のミサイル実験を実施。7月には地球の周回軌道上で人工衛星「コスモス2543」から別の衛星に向けて新たな物体を発射した。米軍は、ロシアが地上からと軌道上からの両方で衛星攻撃手段を開発しているとみて警戒

https://www.sankei.com/world/amp/201217/wor2012170012-a.html