※共同通信

政府は21日、21年度予算案を閣議決定した。一般会計の総額は106兆6097億円と9年連続で過去最大になった。新型コロナ対策の予備費5兆円を積んだことが全体を押し上げ、高齢化に伴い社会保障費も35兆8421億円と最大を更新した。防衛費は9年連続で増え最大に。予算案は来年の通常国会に提出する。

企業業績の低迷を織り込み、税収は20年度当初比で9・5%減の57兆4480億円を見込んだ。財源不足を補うため、国の借金に当たる新規国債発行額は43兆5970億円と当初予算ベースで11年ぶりに増加し、国と地方の長期債務残高は21年度末に1209兆円に達する見通し。

2020.12.21
https://www.daily.co.jp/society/main/2020/12/21/0013954067.shtml