自民党の吉川貴盛元農相は21日、衆院議員を辞職すると事務所を通じて発表した。現在は慢性心不全などを理由に入院し、近日中に手術を受けると指摘し「今までのように国会議員としての職責を果たすことが難しく、国民の負託に応える十分な活動ができなくなる」と説明した。

「術後は激しい運動やストレスを避けるなど様々な日常生活にも最も気を付けなければならないことが予想される」と主張した。

吉川氏は広島県内の鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表から現金を受け取っていたとの疑惑が浮上していた。同氏は自民党の選挙対策委員長代行や北海道連会長、所属する二階派の事務総長を退いた。

日本経済新聞 2020年12月21日 19:20
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