※MBS

12月21日の大阪府の新型コロナウイルス新規感染者は180人でしたが、重症患者が新たに10人確認されて過去最多の165人となっていて、すぐに使うことができる重症病床の運用率は80.5%(165人/205床)となってます。

 (大阪府 吉村洋文知事 12月22日)
 「重症者の入院患者の数は過去最多の状況が続いています。」

 また、死者数も高い水準で推移しています。12月21日は11人の死亡が確認され、12月の死者は170人となり、これまでで最も多かった11月の78人を大きく上回っています。

 12月22日、吉村知事は、新型コロナウイルスの感染状況を見極めたうえで12月25日に対策会議を開き、飲食店への時短営業の要請を延長するかどうかなどを判断する考えを示しました。

 (大阪府 吉村洋文知事 12月22日)
 「医療状態は非常にひっ迫している状況です。25日には本部会議を開きたいと思っています。」

 また、大阪観光局は11月24日〜12月18日までの期間に大阪市を訪れた観光客の数が、前年同時期の2割〜3割程度にとどまっていると発表しました。11月1日〜23日までの期間は8割〜9割程度まで回復していましたが、11月24日に「GoToトラベル」の対象から除外されたことが大きく影響しているとみられます。

 (大阪観光局 溝畑宏局長)
 「8月の第2波の時くらいのダメージが来ている。医療が崩壊すると経済自体がまひするので、医療崩壊を防ぐという前提をしっかりして、ここは耐えるしかないなと。」

2020/12/22 18:03
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201222/GE00036364.shtml