大分県教委に去年、採用された女性臨時講師が教員免許を持っていないにもかかわらず、大分市内の県立学校で授業をしていたことが分かりました。

教員免許は偽造していたということです。

教員免許を持たずに授業を行っていたのは大分市内の県立学校に勤めていた25歳の女性臨時講師です。

県教委によりますと、この臨時講師は去年4月に採用され、ことし10月に教員採用試験に合格しました。

しかし県教委が国のシステムで照会したところ、教員免許を取得していなかったことが分かりました。

臨時講師として採用される際、学校が教員免許を確認しますが、その際、提示したものはパソコンなどを使って偽造したものだったということです。

県教委は臨時講師としての採用を無効とし、教員採用試験の合格も取り消しています。

この臨時講師の授業を受けた生徒の単位は有効だということです。

県教委では今後、臨時講師などを採用する際にも国のシステムで照会を行い、再発防止に努めるということです。

また、酒気帯び運転で罰金30万円の略式命令を受けた宇佐市の小学校に勤務する40代の女性教師と、男子生徒にキスをした県内の中学校の20代の女性教師がそれぞれ停職6か月の懲戒処分を受けたことも発表されました。

FNN PRIME 2020年12月23日 水曜 午後7:23
https://www.fnn.jp/articles/-/123620